神奈川の基地を知るピースリングツアー第2弾〜横須賀・池子・横浜〜

2015年11月1日 23時03分 | カテゴリー: アジア・NPO/市民社会・平和

   30日、神奈川の基地を知るピースリングツアーを開催し、ヨコスカ平和船団の協力も頂き、横須賀海軍施設、池子住宅地区、横浜ノースドッグをめぐりました。
 10月1日にあらたに配備された原子力空母ロナルド・レーガンは出港中で、その姿は見えませんでしたが、海上から湾内に停泊する自衛隊の掃海艇や米イージス鑑、沿岸の弾薬庫などを巡りました。「海の基地」から市民が排除されないのは、港湾を自治体が管理することを謳った港湾法により、提供施設であろうと米軍の独占的な使用が許されていないことによるのだそうです。(米軍パトロール挺の追尾は受けましたが)
 基地周辺では、米軍人専用住宅の建設が進んでいました。米軍が斡旋する賃貸住宅提供プログラムには思いやり予算による19万〜27万円の賃料補助があり地元経済への波及効果を期待する声も有ると言います。

 横須賀海軍施設などに勤務する軍人や家族が暮らす池子住宅地区及び海軍補助施設では、以前は超えることができなかった踏切の「向こう側」に整備された日米共同使用地「池子の森自然公園」を見学しました。逗子市が管理運営する共同エリアには、「思いやり予算」で建設された提供施設スポーツエリア(400mトラック、野球場、テニスコートなど)が広がっています。3面整備されたテニスコートの1面は米軍専用コート、残り2面は米軍優先コート、専用コートと優先コートの境界線にはグリーンのネットも張られています。確かに、市と米軍の間で交わされた協定には、「在日米軍の活動を妨害しない」とありますが、なんともあからさまな光景でした。公園の維持管理に要する経費は、全て逗子市が負担しているというのに。逗子市の最終的な目標は池子接収地の全面返還てとされています。「共同使用が早期に返還に移行し全面返還への確実な道筋となることを望んでいる」と言う逗子市の要望にそった形で返還が進むことを願います。

 最後に、横浜ノース・ドックに向かいました。海上自衛隊の各基地から艦船が集まる東・北富士への玄関口であり、相模総合補給廠につながる玄関口でもあります。大型タンカーが、たびたび横浜ノースドックで待機するようになっており、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えたミサイル追跡艦の寄港も確認されているそうです。いずれにしても、みなとみらい21の裏側、港ヨコハマの一等地に広大な面積を占める米軍基地があることは、横浜の経済・観光にとってはマイナス要素であり、市としても早期返還を求めて国へ働きかけていくとしています。
 現在、辺野古の基地建設をめぐって、沖縄では自治の在り方を根本から問う運動が展開されています。翁長沖縄県知事や沖縄経済界からは、「沖縄経済が基地依存というのは誤り」との見解も示されているところです。政府と自治体の関係、米軍基地への依存、そして根底にある不平等な日米地位協定の見直しをめざすオール沖縄の運動には学ぶべきことが多くあります。また、神奈川の基地を巡りあらためて神奈川の基地が沖縄とつながっていることも強く意識することができました。この機をとらえて、神奈川からも引き続きピースアクションを進めていきたいと思います。
神奈川の基地を知るピースリングツア−2015