柔軟剤などの「香り」が与える影響について その2

2015年8月13日 17時52分 | カテゴリー: 防災・環境・エネルギー・ごみ

「柔軟剤などの「香り」が与える影響について その1」で、2012年に神奈川県が「柔軟剤のにおいの強さの比較調査」を実施したことをお伝えしました。
この調査は、
2013 年に独立行政法人国民生活センターが、「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談件数が増加傾向にあるとして情報提供を行う以前に実施されたもので、先見性のある取組みであったと思います。そこで、当時の状況や、その後の取組みについても確認してみました。
 神奈川県内の
「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する年度別の相談件数は、2011年6件、2012年14件、2013年29件、2014年18件、2015度は6月までに6件把握されています。2013年度の29件の相談件数のうち半数以上が健康被害を訴える相談で、頭痛 咳が止まらないなどの症状が報告されているそうです。しかしながら、化学物質と健康被害の因果関係を証明することは難しく、県としては、まずは、柔軟剤のにおいについて周知、啓発に取り組むとしています。
 具体的には、
くらしのジャーナル2011年12月号・2012年1月号に、調査の内容・結果、消費者への注意事項を掲載、くらしのジャーナル2014年3月号に、使用にあたってのアドバイスを掲載しています。また、メーカーとの情報交換も行っているとの事です。くらしのジャーナルは全県で45000部を発行、中央消費センターのほか、県政情報コーナー、金融機関、郵便局、市区町村等で配布され(2014年3月発行号(No.151)をもって終刊)県のホームページ上でバックナンバーが閲覧できる仕組みです。


 すでに2005年から公共施設(庁舎・病院・学校・公共ホールなど)に「香料自粛のお願い」ポスターを掲示するなど、化学物質に関する取組みで注目される岐阜市。現在、香料自粛の呼びかけに賛同する市民・事業者などに対しても、市が作成したポスターの活用を呼びかけています。「特に、不特定多数の市民の方が利用されるような事業所等では、積極的にご利用下さい。」というメッセージに市の姿勢が現れています。
 
神奈川においても、これまでの取組みを生かした対策が望まれます。まずは、地域の事業者の皆さんに理解をいただくアクションから始めたいと思います。 
 もともとのにおいにもっと大らかであれば…とも思いますが。