移動教室の制度化に向けて〜福島子ども・こらっせ神奈川の活動から〜

2014年8月13日 14時30分 | カテゴリー: その他・つぶやき, 活動報告

 福島県楢葉町の子どもたちを神奈川に招いたリフレッシュプログラム(主催:福島子ども・こらっせ神奈川)が実施されました。大学生や学習支援を担当される教員の皆さんを始め多くのボランティアとカンパに支えられたプログラムです。
 
 私も、「ワーカーズ・コレクティブピッピキッチン」(横浜市青葉区)、「ワーカーズ・コレクティブ森のはらっぱ」(大和市)、市民自治をめざす神奈川の会の皆さんの協力を得て、食事作りのボランティアとして参加しました。8日には、子どもたちと横浜港クルージングにも参加、最終日は賛同者の皆さんも参加するフェアウェルパーティで交流を深めました。
 
 楢葉町は、福島第1原発事故により全町民が避難する事態となり、現在は、避難指示解除準備区域に指定されています。楢葉町民の多くは、いわき市に暮らしておられますが、町長は「早ければ2015年春以降、帰町を目指す」と表明しており、2015年3月までの完成をめざして楢葉中学校の新校舎の建設も進められています。しかし、今年1月に実施された全世帯(3700世帯)を対象にしたアンケート(回収率60%)では、帰還が決まれば「楢葉町にすぐ帰る」8%、「条件が整えば戻る」32.2%、「今は判断できない」34.7%、「楢葉町には戻らない」24.2%という結果で、住民の間には、様々な意見があるようです。
 
 2011年にスタートしたリフレッシュプログラムも今年で3回目となります。こらっせ神奈川は、リフレッシュプログラムを実施するとともに、「移動教室」の制度化をめざし、文科省に対し、県内で活動する他の保養グループと一緒に福島県外へ移動教室を広げ制度化・予算化すること、民間団体との協力関係の構築すること等を提案してきました。

 2014 年度は「ふくしまっ子自然体験・交流活動支援事業」(文科省)として予算が措置され、移動教室の実施場所も福島県外に広がりました。しかし、プログラムの日程や団体の要件などのハードルがあるため、多くの民間団体はこの制度を活用できずにいます。まずは、3年間は続けていこうと始めたリフレッシュプログラムですが、目標として来た移動教室の制度化は緒に就いたばかりです。これからも、市民の実践を重ねながら、政策・制度提案にも取組むことで前に進みたい、もう少し頑張ってみたいと思っています。