第29回ネット青葉総会と学習会を開催「生活困窮者支援の現場から」

2014年3月2日 00時38分 | カテゴリー: 地域活動, 生活困窮者支援・若者支援・働き方

 第29回ネット青葉総会を開催しました。
まず、これまでネット・青葉が取組んできた子育てや介護の社会化を進める政策アクションや、困難を抱える人たちともともに働ける社会に向けての実践と政策化、さらには、東日本大震災後に生まれた市民活動との連携によって進めるエネルギーシフトに向けた地域アクションを振り返りました。また、1年後に控えた統一地方選挙への取組み方針を討議しました。縮小社会の未来を見据え、新しい豊かさの価値を実感できる政策を打ち出していきたいと思います。

 総会終了後は、インクルージョンネットよこはまで、相談員をされている斉藤陽子さんをお迎えし学習会を開催しました。
斉藤さんは、横浜のパーソナル・サポート・サービスモデル事業(2013年3月末を持って終了)にも関わられ、仕事や家族との関係、障がいや健康上の問題等々複合的な課題、困難を抱える方たちの相談を通じた問題提起を頂きました。寄り添い型の支援には多くの時間や社会資源が必要であり、事業の評価も非常に難しいことや、支援する・されるというタテの関係になりがちな相談事業の課題も伺いました。

 インクルージョンネットよこはまは、1月20日にスタートした神奈川県の生活困窮者自立相談支援モデル事業も受託されました。モデル事業は、2015年に施行される活困窮者自立支援法に基づく事業で、生活上の困難に直面している人、一人ひとりの状況に応じた自立相談支援を行うものです。
 2015年からは、各市がこの事業を実施することになりますが、まずは、県がモデル事業に取組みながら各市に援助を行い県内全域での事業実施につなげるとしています。 しかし、地域の総力戦とも言われる新たな困窮者支援事業を、約1年後に全て各市だけで実施することは難しいのではないかと思われます。離れて暮らす家族の支援、市域を超えて通勤している人の勤務先との調整、さらには、各市の役所を廻り事業説明や情報提供をされたりと、広範囲に広がる事業の状況からも、広域的な動きを作りやすい県単位での事業の必要性も見えます。モデル事業を通じて県の役割を整理していくことが求められます。

 参加者からも、ヘルパーとして生活支援に関わる中での経験、ともに働く中で発見される働くことに困難を抱えた人を包摂すること難しさなど、多くの課題が出され、多様な現場の気付きを共有できる貴重な時間となりました。
今後も、隙間に埋もれている「困難」さに目を向け、地域の資源を生かしながら解決に向けた実践を重ね、政策提案に繋げていきたいと思います。