地域と繋がる若者支援「くしろ若者サポートステーション」

2013年12月27日 23時14分 | カテゴリー: 生活困窮者支援・若者支援・働き方

釧路視察2日目、NPO法人ワーカーズコープが運営する「くしろ若者サポートステーション」を視察、 統括コーディネーターの相座聖美さんのお話を伺いました。
くしろ若者サポートステーションは、釧路〜根室まで、道東圏域の広い範囲で支援を実施しており、アウトリーチ事業にも積極的に取組むサポステで、県立高校2校と連携した進路に関する講座やプログラムも提供しています。リサイクル教材を使った「学び直し支援」によって高卒資格取得に繋がった成功事例や、利用者もボランティア講師をつとめ、「支え合う」経験の機会を創出できたこと等、様々な事業効果をうかがいました。

現在は、今年で3年目となる「日めくりカレンダープログラム」への取組みの真っ最中でした。初年度は、連合自治会と連携し市の補助金も活用して500冊のカレンダーを作成し、一人暮らしのお年寄り届けたそうです。その活動につても、若者と地域をつなぐ機会ともなったの評価を伺いました。今年も、300冊のカレンダーを作成、和商市場などで若者自らが販売しています。

また、図書館の市民ボランティア(本の整理、修理、読み聞かせ等)、駅前花壇の手入れなど、市や企業と連携した若者の適正を生かした活動の場が作られています。中には、児童館の清掃ボランティアから職員への採用が進んだ事例もあるそうです。その他、市民団体が進める*1「釧路モカ女性プロジェクト」と連携した手仕事への参加も試みられています。

同じビルには、生活困窮者自立支援モデル事業の相談窓口「くらしごと」も開設されており、新しい連携の形も模索されています。今後、生活困窮者自立支援法の施行により、地域若者サポートステーション事業も見直しが進むのではないかと思われますが、現場にもその危機感がありました。
サポステは、運営法人の持ち味でいろんな現場があり発見もありますが、市場に合わせた就労ではなく、多様性を受け入れながら足りないものを自分たちで作り共生型の地域づくりをめざす法人の姿勢は、私たちのまちづくりの理念に重なるものでした。
 
*1「釧路モカ女性プロジェクト」
カウンセリング事業を通じ、育児・介護と仕事の両立支援、シングルマザーの抱える課題解決のために、就労へのステップにつながる場づくりの必要性を発見。2011年6月、多様な立場の女性の多様な働き方を考えるプロジェクトとしてスタート。2012年度、釧路市市民団体協働補助金を受け、「漁網たおる」を開発。