国内最大規模の子育て支援施設「元気のもり」を視察

2013年8月29日 18時18分 | カテゴリー: 子育て・子育ち・女性, 活動報告, 県政レポート

常任委員会の視察で北九州市の子育て支援施設「元気のもり」視察しました。国内最大規模の拠点と聞いていましたが、その規模はこれまでに見た事ないものでした。
元気のもりの広さは3,078平米、整備費として9億3千万円が投じられ、運営費は1億3500万円(2012年度)となっており、指定管理者であるNPOが運営しています。

北九州市 には、元気のもりの他、市の西部にもう1カ所子育て支援拠点があり、さらに、各区役所のスペースを活用し親子ふれあいルームを設置、また、129全ての小学校にも市民センターを設置し、市、区、地域の3つの構造で子育て支援を進めているとのことでした。

元気のもりは、98年に開設されたアジア太平洋インポートマート(AIM・エイム)の中にあります。ビルを管理・運営するのは、市も出資する第三セクターの北九州輸入促進センター(KIPRO)です。元気のもりのスペースの賃借料は、年間1億4千万円でこれも市が負担しています。AIMには、企業のオフィス、住宅供給公舎、郵便局、銀行、子育て支援拠点、マザースハローワーク、若者サポートステーションなどもあり、子ども・若者施策、女性の就労支援に関する拠点が集約されているのは魅力的ですが、KIPROの収入を市からの家賃等で支えているという構造でもあります。

しかしながら「元気のもり」の年間利用者は40万人を超えており、多くの子育て世代に支持され活用されています。また、全国平均に比べ高齢化率の高い北九州市ですが、出生率は改善傾向にあり2011年の合計特殊出生率は1.53と福岡県平均、全国平均よりも高くなっているそうです。
100人規模で保育所をつくれば、年間運営費は約1億5000万円です。横浜市は市内18カ所の子育て支援拠点の運営費として年間8億円余の予算を計上しています。高齢化率が25%を越える北九州市が、地域の再生のために子どもにお金を使うという発想は、いろいろ課題があるとしても、もまずはプラス評価したいと思います。
保育所整備によって保育運営費が 増大する傾向にある自治体において、あらためて子育て支援施策にも積極的に取組む姿勢も重要です。子ども・子育て支援事業計画の策定に向けて、議論を深めていきたいと思います。

*一時預かりのスペース。毎日10人の子どもを預かりフル回転しており、利用理由はほとんどリフレッシュ。事業者の独自事業で利用料金は1時間800円。短時間で預ける方が多く、リフュレッシュの一時預かりが虐待防止にもつながるといったお話を伺いました。