電気をカエル計画で、省エネ・節電は進んだか

2013年2月12日 15時43分 | カテゴリー: 活動報告, 防災・環境・エネルギー・ごみ

『電気をカエル計画』代表の石井伸弘さんを迎えて、昨年の自治体アクションの振り返りと、新たな省エネ・節電アクションについてお話いただきました。

電気をカエル計画は、「トクする省エネ・トクする電力切り替え」とりわけ産業用途の照明と空調に着目し自治体・産業界への働きかけを行うもので、神奈川ネットも同様のアクションを展開してきました。しかし、現状は、「神奈川県、大阪府、福岡市などリース方式による照明器具更新の事例が増えてきたものの、追随するところが劇的に増えている訳ではない」という石井さんの評価の通りです。
神奈川県が県有施設に7万本のLED照明を導入したことも注目されましたが、事前の調査など煩雑な手続きも必要とされ、職員の仕事量の増大を危惧する意見やすでに間引き照明で対応済みといった主張を超えるのもなかなか難しいようです。

 石井さんからは、豊田市での商工会議所とNPOの協働によるLED灯の協同購入や、東京都の中小企業向け省エネ税制、公用車の高効率運用などの実践事例について、また、イギリスの事例、省エネサーチャージの仕組み「グリーンディール」(初期投資なしで省エネ設備を導入できる。費用はエネルギー供給事業者=電気・ガス料金から支払われる)や、アメリカの事例「PACE」(民間資金を活用し基金を設置、省エネ・創エネ・蓄エネ導入時の資金を交付、固定資産税の上乗せ徴収によって回収)も紹介されました。

また、国立環境研究所AIMプロジェクトチームのエネルギー消費量等の見通しの試算から、省エネ施策と創エネ施策の費用対効果や施策ごとの損益分岐点を比較し、省エネ施策の政策的優位性を説明いただきました。

2013年以降の対策・施策に関する検討小委員会における 議論を踏まえたエネルギー消費量等の見通しの仮試算(その4)

2012年度の神奈川県の当初予算は、省エネ・創エネ予算総額が24億7367万円であり、そのうち省エネ予算はわずか1割とそのバランスの悪さは予算に関する討論でもすでに指摘したとろです。
今年も、省エネ対策を軸に民間資金も生かした政策・制度の提案に取組みます。