食と農のまちづくり〜古田睦美さんを迎えて学習会を開催〜

2013年1月20日 10時09分 | カテゴリー: 活動報告

長野大学環境ツーリズム学部教授、古田睦美さんを迎え、チャレンジ基金にも応募をいただいた「NPO法人食と農のまちづくりネットワーク 」(食まちネット・長野県上田市)の活動や、その前身となった「地域通貨蚕都くらぶま〜ゆ」など、消費者運動、社会運動による地域づくりの実践に学びました。

食まちネットが運営する「コラボ食堂」は、登録するシェフ(お店)と生産者によるワンデイシェフ方式で運営されており、交流の場、地域の知恵の伝達の場となっています。CSA(地域の農業支援)の拠点としてファーマーズマーケットも開催、小さな共同加工所や、地粉を使ったおやきづくりやパンづくり、伝統野菜の研究会など食農教育の場が次々と生み出されています。

コラボ食堂の会員として登録しているお店(シェフ)と生産者は40を超えています。

    このような動きにより、エリア内フェアトレードが拡がり、農家と消費者、商店街、観光までをつなぐ仕掛けにより、上田市の6次産業(1次×2次×3次)化構想が進捗しているようです。東日本大震災後、2011年から、福島県二本松市で被災した有機農家を 受け入れ、農家の移住の課題を抽出しながら者受け入れモデル事業づくりも始まりました。 

上田市の人口は12万人、農業者の平均年齢は 70 歳を超え、休耕地化率は県下最大とのこと。そんな上田のまちで、地域の食と農を軸に地域づくりに取組まれた食まちネットの中心メンバーは、古田さんを始め、結婚などにより上田市に転入してきたいわゆる新住民、子育て中の女性たちでした。
生活者としての感性や民衆の知恵を生かしながら都市と農村の関係を再構築していくことや、古田さんが使われる「互恵」という言葉に象徴されるような、何でもお金で媒介しない方向性、そして、何よりも、多様性を受け入れ新しい連携を生みだすしなやかさこそ、3・11を経験した市民社会と市民政治に最も求められている視座であることを確認できました。
2013年、私も新たな地域拠点から広がるまちづくりに取組みます。