湘南・横浜若者サポートステーションの実践

2012年5月2日 12時08分 | カテゴリー: 生活困窮者支援・若者支援・働き方

 湘南・横浜若者サポートステーションを訪問し、統括コーディネーターの岩本真実さん、相談室長の山本加代子さん、施設長の小林献さんのお話を伺いました。
湘南・横浜若者サポートステーションは、2010年の開所以来、主に横浜西部や鎌倉、 藤沢、茅ヶ崎、横須賀などの若者支援に取組まれています。湘南・横浜若者サポートステーションの特徴は、何よりも、事業を受託している K2インターナショナルジャパンの働くことや自立に悩む若者への20年にわたる支援活動がベースとなっています。1人りひとりに寄り添うことから多くの事業が生まれていく過程はワーカーズコレクティブの活動に重なりまます。

サポートステーションの登録者は1000人を超え、関係自治体の学校や地域のNPOとの連携も進み始めています。
例えば、藤沢市には、労協センター事業団の協力も得てサテライト拠点が開設されており、市のハートフルカウンセリング事業と連携した動きも生まれています。また、茅ヶ崎市とも連携し月に2回、茅ヶ崎市勤労市民会館での出張相談会もスタートしました。横浜市においては、現在公立高校2校と県立高校1校とつながったアウトリーチ事業に取組まれています。学校と外部機関が連携する意義は大きく、県立高校との一層の連携が進むよう今後も県教育員会への働きかけを行って行きたいと思います。
横浜市では、過去にも国勢調査における若者のアルバイト雇用や、市役所での若者のインターンシップ受け入れなど、体験的・中間的就労のための事業が模索されてきました。これらの試みは、若者にとっての貴重な経験であると同時に、職員にとっても困難を抱える若者を理解することにもつながり、こうした実践を民間の取組みに拡げていく上でも意義ある取組みであったと考えます。

これまで、いくつかのサポートステーションを訪ね、運営団体が、関係市町村の異なる就労支援、福祉、教育などの制度を読み解きながらていねいに対応されてきた現状をうかがいました。今後も、課題や成果を共有しより効果的な支援を行うため、市町村や若者支援に関わる団体つながり、知恵を出し合える、そういう枠組みが求められています。それは、まさに県の役割だと私は思っています。