不活化ポリオワクチンの特例承認にむけて

2011年10月28日 21時29分 | カテゴリー: 県政レポート

常任委員会報告

99年当時のネットニュース。あれから13年が経過…
99年当時のネットニュース。あれから13年が経過…
本日、不活化ポリオワクチンの接種について常任委員会で質疑が行われました。

すでに、神奈川県が地方独立行政法人神奈川県立病院機構とともに、独自に不活化ポリオワクチンの接種に取り組む事が発表されています。
神奈川県における生ポリオワクチンの接種者は、今年の4月から6月でみると、全国平均を上回り21.5%減少しています。ポリオワクチンの無接種者が増加し続けている中、今年9月には中国でポリオウイルスの感染者10名発生とのWHOの報告もあります。

一方、ポリオ不活化ワクチン検討会で公表された「不活化ワクチンの個人輸入の実態」調査では、不活化ポリオワクチンの接種者数が7月までに17.000人を越え、個人輸入施設も急速に増加しています。
生ポリオワクチン接種による健康被害や二次感染によるポリオ患者が発生している状況で、安全性が高い不活化ワクチンの接種を望む方に、県としても選択肢を用意したことについては一定の評価をするものです。
委員会では、現場は大変混乱しているとの意見や内外の調整のあり方を質す場面もありました。しかし、この局面をプラスに変えていく努力をすべきと思います。

今後は、不活化ポリオワクチン接種の健康被害に対する公的補償や高額な接種料金の問題をクリアするためにも、緊急輸入の特例承認を得て定期予防接種ワクチンに位置付けられるよう、国に対して一層強く働きかけていくことが必要です。
厚生労働省は不活化ポリオワクチンについて特例承認の要件を満たさないとしてきましたが、すでに情勢は変化しているという職員の答弁もありました。
不活化ポリオワクチンの個人輸入の実態の把握に務め、データから見えるニーズをしっかりと捉え示していくことも重要であり県としての取組みを要望しました。
議会としても不活化ポリオワクチンの特例承認にむけて働きかけていくことが必要です。

*不活化ポリオワクチン接種 実施の方法(案)
実施場所:県保健福祉事務所のうち平塚、鎌倉、茅ヶ崎、厚木、小田原の5箇所
開催予定数:5箇所で週1回程度
接種料金:5,000〜6,000円
その他:予約制で希望者を募集