こども福島情報センター・市民放射能測定所を訪問

2011年7月17日 23時58分 | カテゴリー: 防災・環境・エネルギー・ごみ

福島視察報告その2

16日、こども福島情報センター・市民放射能測定所を訪問しました。こども福島情報センターは、放射能の測定・除染、避難や疎開、保養などを進める「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の活動をベースに情報発信を行う拠点として6月に開設されました。

ここでは、全国47都道府県に放射線測定器を配備し「市民の市民による市民のための放射線観測所」を設置し放射線の可視化を目指す「測定器47プロジェクト」の協力によりさまざまな放射線測定が行われています。
内部被爆が心配され、「何を食べたらいいの?」「家庭菜園の野菜は大丈夫」といった暮らしていく上での情報が求められているなか、食品サンプルの放射線測定も実施されています。ベラルーシではこういった測定器を各学校で理科の先生が管理されていたそうですが、このようなコンパクトな測定器(約100万円)が、まずは福島の各学校にあればよいのに!

私たちも、昨夜宿泊した霊山町下小国地区で収穫したビワの放射線を測定していただきましたが、測定値は、 1171ベクレルと高濃度の汚染が確認されました。下小国の水田では青々と稲が育っていました。「避難区域」や「計画的避難区域」に指定されていない小国では作付け規制は行われていないとのこと。しかし、未だに空間線量も高く特定避難勧奨地点の選定も行われた地域でもあります。実際、不安を抱えた農家の方も多いのではないでしょうか。

午後、南相馬に向けて車を走らせていたら、小国の集会所のグラウンドでセシウム除去作業が始まっており、土壌表面をコーティングする作業に適した科学糊(汚染土壌を固めるため)を選定するための実験的作業が行われていました。茨城大学の熊沢先生にもお話をうかがえましたが、セシウムは1年に1センチ土壌に染み込んでいくのでできるだけ早い時期に除染を行う事う必要であることや、除染作業を新たな雇用に繋げる構想について伺いました。
国もようやく除染作業の前倒しの方針を表明したようですが、スピード感を持った対応が必要です。

霊山町では、女性たちの手によって土壌の除染に効果があるとされるヒマワリが育てられていました。また、除塩効果があるとされる綿を栽培し、来年には綿の種を南相馬に送るというプロジェクトも動き始めているそうです。被災された方が他の被災地に思いを馳せ支え繋がる活動を始められたことに共感するとともに、神奈川に住む私たちにもできる事がたくさんあることを教えていただきました。