室町武士は左利き

2010年10月24日 11時54分 | カテゴリー: 教育

歴史教科書をめぐる問題

 青葉区で、教科書採択制度や歴史教科書についての学習会が開催されました。
 昨年、横浜市では、全国で初めて自由社版歴史教科書が選定されています。教育委員の投票を無記名で行ったことや、教員や保護者らでつくる審議会の調査にもとづく答申を無視した選定過程に、市民の皆さんからも批判の声があがりました。今年度に入り、9月には、教育委員会あてに「採択された自由社版歴史教科書の訂正版教科書の配布要求を発行者に行うことを求める」請願も出されており、学習会ではその報告もありました。

 自由社版の歴史教科書については、検定合格後40カ所にわたる訂正がおこなわれましたが、現在配付されている教科書も記述や編集の誤りが指摘されています。例えば、キトラ古境の壁画写真や真如堂縁起絵巻に描かれた応仁の乱の写真が裏焼きされています。そのため、室町時代の武士は全員左手で弓を射るという姿が見られます。

 誤りがあれば訂正措置を行い教科書発行者としての責任を果たすべきですが、自由社は誤りを指摘されてもなお訂正措置を行っていません。教育委員会の責任と権限において採択したとされる教科書ですので、教育委員会には、今こそ、採択者としての責任を果たすことが求められます。

 それにしてもこの教科書、背表紙にも誤りがあります。「〜国民の税金によって無償で支給されていまます。大切に使いましょう〜」というメッセージ、中学生はどう感じるかなあ。