ネーミングライツ制度を考える 2

2008年3月15日 00時28分 | カテゴリー: 市政ファイル

さて、ネーミングライツに関するこれまでの市の見解(前回のレポート)を踏まえて、昨日の常任委員会での議論を報告します。環境創造局としては、「ネーミングライツの契約を締結するというのは「私権の設定」であるとしながら、あくまでも行政財産の一部の「名称」への私権の設定であり、自治法には抵触しないと考えているとのことでした。〜野毛山動物園という行政財産に普通財産としての名称という権利が付着していたという論。でも、この主張には無理があります。条例に定められた名称も一体となった行政財産なのですから。

私のこの意見に対し、当局からは、条例にある名称は変えない、つまり、名称変更ではなく「愛称」であり、条例改正の必要もないという考えが示されました。もちろん、同様の手法は他自治体にも散見されます。しかし、愛称ならば、動物園の看板は「野毛山動物園」ですね。その横に愛称を掲げれば良いかもしれません。ところが、ネーミングライツの募集要項には看板、案内版、広告物に「新名称」を表示すると記されています。そうなると愛称ではなく、別の名称に権利が生まれ、条例で決まった名称は使わないということです。短時間の質疑で、局長は解釈の違いという整理をされましたが、(そんなこと言わないで…)ぜひ、今一度、動物園条例に名称が記されていることの重みを受け止めていただきたい。議会や市民との合意形成のプロセスを大事に市民の財産を管理するという基本に立ち返り、そのルールを条例化するために建設的な議論を進めていきたいという思いを強くしました。