やっぱり悲鳴をあげていた「学校」

2007年2月14日 22時09分 | カテゴリー: 教育

NET政治スクール・市民講座で、元養護教員で、横浜市議の川口たまえさんをはじめ教職員の方たちから現場の課題を伺い意見交換をさせていただきました。

あちこちで言われている「基礎学力・体力低下、生活習慣の乱れ、いじめ」といった教育現場の課題。先生方からは、コミュニケーション不足、生きるためのスキルが育っていないことの表れでもあり、都市化された社会環境もひとつ要因ではないかという指摘がありました。教職員に対して行なった調査では、小・中学校の70%以上の教員が保護者との関係で「困ったことがある」と答えているそうです。

学校に寄せられる山のような苦情に、ともすれば、学校は過剰防衛になりがちですが、一方で開かれた学校づくりも求められます。階層化が進み信頼関係がくずれはじめているのに、コミュニティが機能しているという前提で語られる「地域の教育力」。学校を階層社会の再生産場にしないためにも、出来るだけ早い時期に子どもの育ちに多くの大人が関われるように、コミュニティの教育力を高めることこそが必要です。私も、地域で進めてきた保育園、学童保育、生活塾、親子のためのフリースペースなどの実践を生かし、政策化をすすめたいと思います。

また、「家庭か学校か」という図式も出来上がり、次から次へと新しいテーマ、プログラムが学校に持ち込まれています。ハイペースで進められる教育改革、「指導力不足教員」のレッテル貼り。ゆとりのない教育現場に「ゆとりの教育」を求めても、教員も指導力を発揮できないでしょう。
教員の方たちの「生活と仕事の調和」を図ることも必要です。教育の現場でも、非正規雇用増大し横浜市における臨時的教職員は100人を超えていますが、なおも、臨時任用、代替教員は不足しています。「人を育てる」現場が率先し、日本式パート労働ではないリビングウェッジ(生活保障賃金)の考え方に基づいた働き方の見直しに取り組む意義は大きいと考えます。