横浜北部ニュータウンの里山に集う

2006年11月12日 10時29分 | カテゴリー: 防災・環境・エネルギー・ごみ

横浜北部、都筑区は、市内で最も若い世代の暮すまちです。大型マンションが次々と建設され、人口増も顕著ですが、マンション群の裏手には、全長15キロに渡る緑道が続いており、自然の地形や樹林を活かした公園も広がっています。茅ヶ崎南にある茅ヶ崎公園もそのひとつ。今日は、韓国カチョン市の市議会議員の方たちと茅ヶ崎公園自然生態園を訪ね、里山の管理運営をなさっている運営委員会の亀田さやか事務局長のお話を伺いました。

9ヘクタールの公園の1/3が自然生態園となっており、湧き水が流れ込むため池、雑木林、谷戸田があります。以前は、田んぼに米をつくり、山から木を切り出し,水辺でドジョウやシジミを取って生活していたところです。その後、開発が進み、生活様式やそこに暮す人たちも変わり、里山は荒れ始めていましたが、近隣の小学校の先生が見るに見かねて手を入れ、市や地域にも働きかけ、市民管理のスタイルがつくられてきました。

現在、横浜市の指定管理を受け、自治会、町内会、学校の校長先生、農家の方、自然に詳しい方なども参加される「管理運営委員会」が維持管理を行なっています。100人を超えるボランティアにも支えられ、草刈り、間伐、水辺の調査といった保全活動や谷戸田での米づくりや観察会などの自然体験も企画されています。
この地で農業を営まれていた方に米づくりを学び、収獲祭にはお囃子も楽しむというように、永年この地で暮してきた方と、新たに移り住んで来た方とが自然を育てる楽しさを通じて、新しいつながりを持たれています。

横浜市からの委託金額は700万円、トイレや水場も無く、ご苦労も多いようですが、亀田さんは、「やりたい事を少しづつ実践し、市民が管理できる足跡を残したいと」前向きに話してくださいました。協働の考え方や指定管理制度のあいまいさも課題であり、小さな自治を公が支えしくみが問われます。いずれにしても自治の単位がもっと小さくなければ地域特性も生かされません。
それはさておき、私も自然にふれる心地良さを堪能しました。