教育委員会の機能強化ですか?

2006年11月3日 23時20分 | カテゴリー: 教育

「教育再生会議」の権限強化じゃないの?

自殺者まで出してしまった高校の履修不足の問題。校長の遺書には「寛大な措置を」とあったそうですが、どこに向けられた言葉なのか、その言葉に、文科省から教育委員会、学校という強いたての流れを象徴しています。
未履修問題の背景にある受験偏重の教育や教育の価値感の単一化といったマイナススパイラルを壊していくのは多様な教育ではないでしょうか。学校をつくる自由や学校を選ぶ自由を保障することが必要です。

教育再生会議は、必修科目の未履修やいじめ自殺が社会問題化していることを受けて、教育委員会機能の強化する方向で検討を進めるようです。しかし、すでに、1999年に熊本で、2001年広島、02年兵庫県でも未履修問題が発覚しています。必修科目の未履修は以前から暗黙の了解で行われてきました。いじめ問題や教育委員会の隠ぺい体質も同様です。ここに来て、次々に教育現場の不祥事が提起されて、「学校や教育委員会はどうしようもない!文科省は何やってるんだ!」という世論が形成され、結果、「教育再生会議」の権限が強化され、官邸主導で教育政策を変えるという流れがみえます。でも、現場を無視して制度をいじっていても現場と制度の乖離は埋まらない。地域にあらたな教育モデルが生まれることが教育を再生させるはずです。