NPO法人あではで(ADHD)神奈川の実践

2006年9月4日 00時28分 | カテゴリー: 高齢者、障がい児・者福祉

多様性・個性を尊重する地域社会

 軽度発達障がい(ADHD)の当事者や、その親のサポートをするNPO法人あではで神奈川の篠山淳子さんをお迎えして青葉トークサロンを開催しました。
 発達障がいといわれる障がいを持つ人が、一人ひとりの生活を豊かに、自分らしく生きるためには、家族や地域の人々に理解されることが大事です。しかし、保育や学校現場、また保護者も含めて、この障がいへの認知度は低く、教育支援、生活支援そして就労支援と課題は山積しています。参加された方からも、障がいが理解されないつらさ、生きづらさが語られました。

 厚生労働省の調査からは、ニートと言われる若者の中にも軽度発達障害の疑いがある方がいることも報じられていましたが、不登校の子どもたちの中にも、おそらく、多くの発達障がいを持った子どもがいるはずです。「頑張ればできる」「学校へもどす」といった対応は、二次障がいをもたらします。専門的なトレーニングを受けた医師のサポートを始め、教育、福祉、就労といった総合的な支援システムを早急に整備する必要があります。

 長年、たまプラーザ団地で子育てひろばを続けていらした篠山さんの「育てにくい」子どもたちへの理解と支援を拡げる活動は、当事者のネットワークを拡げ、情報や経験を共有し、地域のサポート体制づくりにつながっています。
 私たちも、保育園の一事保育の利用者や不登校の子どもたちとの出会いから、つどいの場や寺子屋といった居場所をつくり、地域の支援モデルを模索しているところです。
 今後も、子どもも大人も多様性・個性を尊重できる地域社会づくりを共にすすめます。さらに、事例を重ね実態を明らかにすることでより良い制度づくりにつなげていきます。