次世代へ100年計画で村づくり

2005年8月25日 02時20分 | カテゴリー: アジア・NPO/市民社会・平和

韓国レポート/最終編

 私たちは、これまで変化の遅い日本の政治や市民運動のスタイルと、韓国社会のダイナミックな変化やそれを突き動かす市民運動のネットワーク力とを常に対比させてきました。
しかし、韓国の市民運動家からは、その運動が中央に向う力だけでなく、「生活者、女性」という地域に根ざした運動の重要性も語られます。
 私たちも、今回の韓国訪問にあたっては、ぜひ、地域共同体の運動に触れたいと思い、ホンソン郡ホンドンミョンとソウル市マッポ区を訪ねました。
 そこで、見たのは、民主化運動のリーダーたちが、新たな地を選び地域共同体運動に取り組む姿でした。けれども、今はまだ、「市民運動が政治に関わるとその運動の純粋性を損なう」といった中央政党や保守層からの圧力や、「中流層の運動である」という地域住民との軋轢など、その運動が根をおろすまでの艱難期であるように見えました。
 しかし、ホンソンでもマッポでもリーダーたちは、「教育」を運動の柱にすえ、次世代とつくる共同体の未来を描こうとしています。ホンソンの対案学校「プルム学校」で聞かれた「市民になる練習」という言葉が彼らの思いを表しています。次世代へ100年計画で村づくりを進めるのだそうです。
 日本にも市民になるための教育が必要。教育が変われば社会が変わるはずだから。