ケミカルリサイクルって?

2005年5月10日 23時33分 | カテゴリー: 防災・環境・エネルギー・ごみ

昭和電工・川崎工場を視察 その1

横浜市が回収する「プラスティック容器包装」ごみの最終処理が行われている昭和電工、川崎工場に見学に行きました。
ここでは、現在、約30自治体のごみの処理がおこなわれています。一連の作業工程にかかる時間は約一時間。一日195トンのプラスティックから175トンの液化アンモニアなどの化学製品(塩や硫黄)を製造しています。確かに、東京ドーム12、5個分の広大な敷地内狭しと、ステンレスのパイプがあちこちに伸びて複雑に繋がっていました。不純物の金属類は有価物として、また、スラグは路盤材などにリサイクルされ、工程中に発生したC02も液化炭酸ガス・ドライアイスに変身し、蒸気や温水も工場で有効活用するといったゼロミッション型リサイクルだそう。
処理経費については、横浜市などの自治体が、日本容器包装リサイクル協会に7万〜8万円/tを負担しています。
気になる横浜市民の分別の状況ですが、「やはり、街が大きいほど、モラルは低下します」とのこと。

 現時点では、ごみとなったプラスティックの処理方としてケミカルリサイクルはかなり優れた処理方法のようです。空気も水も汚さない化学製品の再利用。熱処理にかかるエネルギーも石油採掘のエネルギーよりも小さいそうです。
今年は、横浜市のプラスティックごみについては、昭和電工で処理を行っていますが、これは、日本容器包装リサイクル協会の行った入札による結果で、来年は違う処理方法になるかもしれません。市民が、その処理方法を選べないしくみは見直したい。

◆川崎エコタウン構想
この事業は、川崎市の「川崎エコタウン構想」に沿った事業で、プラントの建設コストは74億円です。そのうち1/2が国庫補助金で、川崎市からも0、5%に当る3700万円の補助金が出されています。2003年から、容器包装リサイクル法に基づいた「プラスチック製容器包装」をはじめ、川崎市内及び周辺企業等から排出される産業廃棄物系プラスチックのケミカルリサイクルが行われています。