2つの意見書

2005年3月25日 07時22分 | カテゴリー: 政治改革・議会改革

議会のセレモニー化が生んだ結果

きのうの本会議は、意見書の採決をめぐって、2時間ほど中断がありました。
 この意見書は、羽田空港の国際化に関するものだったのですが、本会議で読み上げられた案を聞き、常任委員会で了承されたものではない別の意見書であることに気付いた議員から動議がかかり暫時休憩。
 この時点では、私の所属する会派「無所属クラブ」の5人はかやの外。実は、この意見書が付託されていた常任委員会には、私たちの会派からは委員を出していないので、議事課から配られた「意見書案」を見て賛否を決めました。これが、「本物」の意見書じゃなかったわけですが、それしか見ていないので、本物もニセ物もわかりません。
 昨日の本会議に先立って行われた市会運営委員会でも、本物じゃない意見書案が出されていました。私たちの会派以外の委員が、その時点で「違う」と指摘しない限り、私たちは「本当の意見書」の存在なんて知るよしもありません。
 「暫時休憩」ののち開かれた市会運営委員会では、事務局から、誤って配布された意見書を本物に差し替え、本会議が継続されるとの説明がありました。「本物の意見書どんなんだろう??」運営委員会のモニターを見ながら、まだ見ぬ意見書に興味深々だったのですが…。
 差し替えられた意見書には、無所属クラブの議員も含めた名前が並んでいるらしい。無所属クラブの委員は、意見書の中身を確認しないまま、賛成議員に名前を連ねることのおかしさを指摘。それに対し、「常任委員会でも、文言整理のため正副委員長に一任していたのだからここで同意してほしい。」という意見もありましたが、再び暫時休憩。
 ここで、初めて、本物の意見書と対面。かなり違う…。
 この間の詳しい経過について事務局や委員の方々からご説明をいただき、あらためて、本物の意見書への賛否を表明するにいたりました。
 正副委員長に一任した常任委員会の委員は、最終的に仕上がった意見書をいつ確認したのだろうか?
 みんなで、確認したはずの市会運営委員会は一体なんだったんだろう?
あやうく、「議長の議事整理権」というものによって、私は見た事もない意見書に名前を連ねることになったわけだけど、それでいいわけない! 
事務局の失態ではなく議会の失態。
これらは、やはり、議会のセレモニー化が生んだ結果でなないでしょうか。