防犯カメラの限界

2005年3月5日 07時10分 | カテゴリー: 教育

 横浜市内の354小学校のうち97校で行われた調査で、学校に設置された防犯カメラの映像が、平均で1日15分ほどしかチェックされていないことが分かりました。これは、ある程度予想されていたことで、導入当初から、モニターを監視できる体制ではないという課題があったにもかかわらず、一気に全市で導入してきた経過があります。
 2003年度には市内505校に防犯カメラが設置されました。その費用は、約5億4千万円。2003年度時点で、市内には353校の小学校、145校の中学校がありましたが、そのうちそれぞれ352校と143校で防犯カメラが一斉に導入されています。(盲、ろう、養護学校でも10校が導入)
 そして、2004年には、高等学校9校を始め11校で防犯カメラが設置され、509校で緊急構内連絡システムも設置されています。このシステムも、「大変だ!」と先生が気付けば、ブザーを押し連絡できるというもので、防犯カメラと連動していないそうです。
 防犯カメラのモニタリングが十分でないとしても、カメラが設置されているだけで抑止力になるという考え方もありますが、時間の経過とともに、防犯カメラも学校の見なれた景色の一部になってしまう可能性もあります。
 うちの子どもの学校では、子どもたちに「みんなが、約束を守って門の外にでないようにカメラで見てますよ!」なんて言う先生もいて気分もどんよりです。
 そもそも、どうして犯罪がおきるのかなんてことは、防犯カメラでは捉えられないのですから、そんなに期待できるものではないのではないでしょうか。