子育て支援政策のコンセプトは?

2004年10月4日 00時36分 | カテゴリー: 子育て・子育ち・女性

親子の集いの広場を考える

 市内には、「親子のつどいの広場」といわれる子育てサロンが9か所あり、運営経費の一部を横浜市が補助しています。広場は、子育て親子の交流、集いの場の提供をし(原則として週3日以上実施)、子育てアドバイザーによる、子育て悩み相談の実施 や利用者の親子に対する、地域の子育て関連情報の提供をおこなうことになっています。運営は市民団体(NPOなど)が担い、通常の保育施設併設型から、なんと「カフェ」タイプまで、様々な広場があるようです。
 先日、訪ねた、保育室(無認可)でも、今年から、この広場事業に取り組まれていましたが、親子の集い事業の目的である親子支援の中にも確実に一時保育のニ−ズが見えてきているというお話をうかがいました。
 この保育室は、子育てを経験した地域の女性たちが、その経験をいかし、助け合いをベースに小さな保育室を運営するところからスタートしています。当初から、一時保育のニ−ズは高かったのですが、一時保育だけで、事業を運営することは困難だったそうです。今年度は、親子のつどいの広場事業の委託を受け、市からの助成も受けていますが、部屋の広さが限られていて、逆に、本来事業であった一時保育ができにくくなってしまったという皮肉な結果もあるようです。せっかく子育てに柔軟に取り組める地域の拠点が、集いの広場に関ることで、その機能が単一化されてしまうのは残念です。
 親子のつどいの広場は、国の少子化対策として「地域における子育て支援」として、多様なニーズに対応する環境づくりの一貫として整備されてきたという経過があります。しかし、市社会福祉協議会を通して補助がおこなわれている現状で、国、市、社会福祉協議会の連携がないまま、事業の本来の目的があいまいになってはいないでしょうか?各広場とも、親子支援事業の中に、確実に一時保育のニ−ズを捉えています。これを受け、本来の事業の目的と今後の広場事業の展開についての議論が必要となっているようです。
 当事者性が不足している国の少子化政策、子育て支援策の課題が見えてきました。子育てニ−ズにそって、制度がつくられていけば、そんな事はおこらないと思うのですが。