ポリプロピレンからエポカルまで

2004年8月22日 00時47分 | カテゴリー: 教育, 食の安全

樹脂食器の開発は続く

7月8日、戸塚にある給食食器メーカーの「三信化工」湘南営業所にヒアリングに 出 かけました。

三信化工は、創業当初、漁業関係用品(フロート)の製造販売を行っていました が、200カイリ問題以後は需用も落ち込み、樹脂製の給食食器の製造販売に 力を入れてきたそうです。しかしその間、専門家からは、メラミン食器のホルムア ル デヒド溶出問題、ポリプロピレン食器のBHT溶出問題やポリカーボネート食器の環 境 ホルモン問題などが指摘され、樹脂食器の安全性が問われてきました。ところが、今でも、これらの食器が「普通販売」とされて、その安全性についても「食品安全法に適 合」と謳われています。メラミンは「陶磁器感覚がある」とアピールされていまし た。

ならば、なぜ、磁器食器の導入に力を入れることはできないのでしょうか? ヒアリングからは、製造過程の課題として、サイズコントロールが難しく、そのた め食洗器での破損が生じることや、樹脂食器に比べ重たく、分散収納す るため収納場所の確保が必要など調理員の作業性の課題もあげられました。しかし、子どもたちの側からの意見集約は行われていません。また、磁器の導入の ために、食洗器や収納庫などのリフォームが必要となり、市内354校で一斉導入 していくことは予算的に不可能と思われるというお話もありました。これについても、よりよい給食食器の選定に向けては、各学校が、方針を明確にし独自性を発揮 していくしかないと感じました。ちなみに、福祉局の管轄である公立保育所で は、磁器食器の導入を進めていることがわかりました。