横浜市立大学改革 

2004年8月21日 23時08分 | カテゴリー: 市政ファイル

「看護学部」

横浜市では、市立大学改革が推進されていますが、改革案に示された「医学部看護学府」構想に対し、現場のエキスパートを育て、質の高い保健医療を提供するためにも、看護学として独立した「看護学部」の設置を求める声が上がっています。

昨年11月には、市大付属のセンター病院で、患者に酸素と取り違えて、窒素を吸引させてしまうという医療事故が発生しました。頻発する医療ミスに対し、あらためて、医療のチェック機能への不安や、医療現場での医師と看護師の関係性における問題点も指摘されています。

以前にも、看護師の方から、海外に比べ、日本の医療現場では、医師と看護師の従属関係があり、看護師としてのアイデンティティの確立が難しいというお話を聞きました。24時間患者の看護にあたり、時事刻々と変わる患者の状態を最も把握している看護師の重要性への認識が低いとも言われています。これらの背景には根強いジェンダーの問題が有されていることも感じます。

日本は、これから超高齢化社会に突入しいきます。看護の現場も病院看護から地域看護へとその方向性も大きく変化し、ますます看護の独自性が求められる時代となるのではないでしょうか。さらに、介護保険の導入により、医療、看護、介護の関係性や連携も新たな課題です。これらを踏まえ、市大改革においては、慎重に議論をすすめていきたいと考えます。